テラフォメモ コロニー拡張の暫定的考察
最近colonies拡張を輸入して8回ほど回したので暫定的な考察を投下。
①プロジェクトカードの傾向について(衛星の影響除く)
相対的に増加、強化されたカード、行動
地球カード、木星カード、宇宙タグ付きカード、強力な参照系のカード、科学タグ条件カードの増加、浮遊物の用途、生み出すカードの増加
相対的に減少、弱体化されたカード、算出
建材タグカード及び建材算出、植物算出、一点動物、熱算出、微生物
特に問題児なのは参照系のカード。コロニー1/2点、木星タグの分MCアップ、地球タグ1/2チタン算出アップ等々、激しくぶん回るカードが多い。
②コロニーとトレード
衛星に対してコロニーを立てることと、金、電気、チタンのどれかを支払って衛星に行き、ゲームごとで異なる好きな資源を得ることができる仕組み。
コスパで考えると電気でトレードに行くことが一番いいが、残念ながらコロニーが入り電力算出をあげるカードはさらに減少。効率良く電力をあげて、衛星に飛ぶ体制ができるかどうかはかなり重要。
ある程度コロニーがそろった衛星でのトレードはそこらへんのカードをプレイするよりも遙かに利益が得られる上に、そのトレードのレートを跳ね上げるカード、トレードにいける回数を上げるカードも数枚存在。
コロニー拡張で加わった要素はかなり大味な味付けがされているが、一方でこれまでのプレイで勝っているのは必ずしもぶん回し続けたプレイヤーでは無いことも多い。
③上記を踏まえた特性
では、ぶん回しのぶん回し力が圧倒的になったからといって、ぶん回しカードを引けば勝てるかというと、そうでもないのがよくできているところ。
結局ぶん回しカードたちを使っても、投じたコストをきちんと得点化できているかが勝利のポイントになる。
上記で記載した熱、植物算出(後海洋も)カードの減少は、それがそのままその算出を早い段階で持つことの既得権益化を進めている。
MC、チタン、カードドロー等をぶん回しているプレイヤーとは異なり、パラメタに絡む算出を持っているプレイヤーは、ゲームスピードを操作する力を相対的に有することになる。
故に、きちんとTRを稼いでいれば、その分とマップ点等できちんとかつ事ができるようになっている。
一方で、ぶん回している側もぶん回し続けて勝利する道もあり、全体的に大味な味付けがされる一方で、きちんとオーソドックスなテラフォらしいプレイをしても勝つ道が十分ある点があるのが、ゲームのエンタメ性、ドラマ性と戦略性をより引き立てていて
、とてもいい拡張だと思う。
制作者に感謝!
下図は衛星の効果で4ドローしたときの図、なおこの後負けた模様。