バラージ契約タイル評価
ある程度バラージをやりこんでくると、契約タイルの捲りがかなり大きい運要素に見えて来ると思う。
実際、契約タイルのうち、建物が貰える契約タイルは使い方によって勝利への足がかりになると感じているので、特筆しておきたい。
公共用契約についても最後に若干の検討を行う。
因みに契約タイルのリストは下記の通り。
1 建物契約タイル
緑→低地ダム&レベル2導管(いずれも4パワー)
この2つについては、同じ種類の2個目を早期に開ける、というゲーム序盤の小目標の達成に寄与してくれる。
ダム契約が取れた場合
重機を一つ拾うと、低地ダム建設→2導管建設→発電所建設→発電で低地ダム2個目建設
と進めることができる。
導管契約が取れた場合
公共用ダムを絡める形で3導管と発電所を建設→発電でレベル2導管を適当な箇所に打ち込む
黄→発電所(5パワー)、中腹ダム&上部&3導管(6パワー)
まず目を引くのは発電所。真面目にやると3つめの発電所を立てるためにホイールを2回転させた後4コンクリートを突っ込むのがとても厳しいのだが、コレがあるだけで大分国家能力の解放が早くなる。
中腹ダムに関しては、状況次第ではあるが、中腹の公共用ダムに発電機と4レベル導管を付け加えた後、契約達成でその公共用ダムの上に自分のダムを被せる動きも可能。
同様に、上部契約タイルは、中腹以上でダムを作れた際に上部をコンクリを使わずに1枚追加できるのがとても強い。
3導管についてはレベル2の上位互換ではあるものの、むしろ契約の達成の難易度が上がってる分嬉しく無い時があるかもしれない。
赤→山岳ダム&4レベ導管(8パワー)、発電機+3歩&上部+即2水落とし(9パワー)、レベル5導管(10パワー)
問題児だらけの赤契約。導管や発電機が強いのは論ずるまでもないが、特筆したいのは上部+2水落とし。
何が強いかと言うと、4レベ導管を使える2段目まで積んでいるダムでこの契約を達成した後、そのダムに貰える上部と水を落とすと、途端に公共用契約に手が届くダムに水が2個溜まっている状況になり、公共用契約レースでかなり加速することが可能になる。
2 公共用契約について
バラージのプレイングにおいて、私は散々公共用契約を目指すことを主張しているが、その狙いは3つほどある。
1 得られる利益が大きい。
2 契約を取るアクションが不要
3 他人に上記の利益を簡単に与えるわけにはいかない。(手番を急がせる必要性)
公共用契約達成は得点効率の良い行動である。契約によって得られる点数(7-12点)もさることながら、それだけ強い発電アクションを打つことはラウンド終了時の得点(発電トップ、ボーナス)にもぐっと近づいていることにもなるため、見た目の点数以上に得点を伸ばす行動になっている。
加えて、通常発電を得点化するには1回の発電につき1wを消費する必要があるが、その1wを節約できるのも大きい。
とても強い行動となっている故に、獲得のために発電型のプレイヤーを焦らせる動きを見せないと、他のことに手番を使いつつ悠々公共用契約を手中に収められて後半まで伸び伸びされることになる。
13パワー
資源4つ、4回し
どちらも非常に建築向きのボーナスである。
まずはこの契約を目指し、この契約を取ってから最終目標に向けて建設のペースを上げていけるのがとても良い。
また、13という数字は注意を要する数字である。バラージ算ができる人なら分かると思うが、具体的にどう回して13を出す体制に持っていくかまで考えてみると良いかと思う。
14パワー
8金、6歩
正直8金より4資源の方が美味しくないか?と思わなくもない。
6歩は歩数が足りない時、最終ラウンド発電量トップを目指すとき等々、いい活躍をしてくれる。
15パワー
3水即流し、12点
3水即流しはズルい。点数が9点ある癖に公共用契約をおかわりできるのは問題である。
こいつが出たら公共用契約ガン無視は危険だろう。最悪3枚公共用契約を持っていかれる。
12点も1アクションの得点力はトップクラス。
他の契約と異なり、その他の恩恵が無いのだが、それ故に効率が良い。