モリさんのボドゲ戦記

勝つためのボドゲブログ

グレートウェスタントレイルことはじめ①おおまかなプレイ方針(戦略)

BGAで牛さん(グレートウェスタントレイル)ができるようになりました。
BGAでは、2版の牛さんが良く遊ばれています。

なんやかんやテラフォとアグリコラの次にやりこんでいるゲームになりつつあるので、
色々な方に楽しんでいただきたく、入門的な記事を書こうと思います。

1,GWTにおけるプレイ方針について
GWTでは、ゲーム中数回の出荷が求められ、
カンザスシティとサンフランシスコ以外の町には複数回出荷ができないことを考えると、
出荷値を上昇させていかないと、ディスクの置き場所がなくなり、マイナス点が発生する仕組みになっています。
そのため、何らかの手段で出荷値を強化する必要があります。
初期のデッキで生み出せる出荷値は白黒緑灰の7ですので、それ以上の数字を出すためには、何らかの取り組みが必要です。

方法としては、以下の2つしかありません。
1、牛を購入し、それを出荷時の手札に入れる
2、証明書を獲得する。(一時と永久がある)


この方法で、まずは10の出荷値を出して黒ディスクを開けることが最初の目標になります。

それで、この1と2の手段は、基本的に並行して進めることに適していません。
共通アクションスペース等だけで見ても、
カウボーイを買う、牛を買うというアクション中に証明書の上昇は発生しない。
技師(駅おじ)買うボーナスとして一時証明書が上昇する。技師分列車を進めるアクションと同時に一時証明書上昇ができる。
永久証明書を入手するためには列車を進める必要がある。

ので、並行してやるには、手数と金が多くかかります。
そのため、基本的には1か2のどちらかを中心に進めることが効率が良いということになります。
結果、ゲーム中に買う職業はカウボーイか技師、どちらかに絞った方が良い、ということがほとんどです。
もちろん、1を基本線にしつつ、2でもちょっと出荷値を稼ぐ、あるいはその逆というのは、よくあります。
例)3牛を1枚だけ買って、3222の出荷値9を出すことを見込みつつ、一時証明書を1だけどこかで確保して出荷値10を出す等

ただ、その場合でも買う職業はカウボーイか技師に絞った方が良いでしょう。
基本的によく踏むアクションで関連する職業を多く自分の個人ボード上に有していることの方が、大事です。

2、GWTにおける建築士について
で、1の議論に建築士が登場しなかったことにお気づきかと思います。
実は、建築士が提供できるのはアクションの強化、手圧縮でしかありません。
かつ、よく見るとわかりますが、強化されるアクションで先ほどの出荷値強化に直接関係するアクションは少ないです。
そのため、建築士を集めても、出荷値の強化に直接寄与することはほとんどありません。
基本的には、
建築士を補助的に戦略に組み込んで戦う
建築士は雇わないけどレベルの低い建物は建てる
・まったく戦略に組み込まない
の3択になります。

ので、GWTのパッケージにはでかでかと3人のおじさんが書かれていますが、
3人といちゃいちゃするゲームではなく、
実際は真ん中のおじさんか右のおじさんを本命ルートにしつつ、左のおじさんと少し仲良くするゲームです。

そこを抑えるだけで、だいぶ手効率が上がるようになるかと思います。