モリさんのボドゲ戦記

勝つためのボドゲブログ

さっとテラフォを振り返る②

今日は二人でプレイ。

ピックした企業はエコラインとヘリオンという二強企業。容赦無くプレイするしかないと心に誓う。

 

一方で、実は最初の手札の引きは実はそこまで良くなく、どちらかというと中盤以降に引きたいカードが多めであった(ノクティス開墾、防護マスクなど)

 

しかしそこは地力が強いヘリオン。モホール掘削地帯(発熱+4)を引いたことにより、みるみるTRが上昇し、金がでる展開になった。

 

今回は酸素条件が早めに緩和される展開が見えたため、動物系のカードを多めに集めたのが功を奏した。鳥類+草食動物で15点ぐらい叩き出しているのは普通に強い。(もちろん、イベントカードでちょくちょく鳥類に動物を載せる動きもしていたが)

 

あとは、なんやかんや行って科学タグを集めるのが重要だと思った。どうも流れてこないと思っていたら、相手は科学タグ7必要なカードを使っていた笑。このあたり、ドラフトでなぜか流れてこないタグがあると思ったら、誰かが集めていることを想定するようにしなければ・・・(おかげでAIセントラルを繰り出すのがとても遅れてしまった。)

 

 

 

さっとテラフォを振り返る

昨日は友人と3人でテラフォーミングマーズをプレイ。

 

ゲムマでオーガナイザーを買って以降、ますます思い入れが強くなってよく回っているイメージ。

 

banesto.shop6.makeshop.jp

 

今回は自分がタルシス共和国、他二人がマイニングギルドとシネマティクスをチョイス。

 

展開として、まずは建造王を二人が狙う展開になり、私は二人が争っているさなかのびのびと手を伸ばすことに成功した。

 

少し思ったのは、企業同士の相性ってあるはずだから、ピックする企業は同時公開の方がいいかな・・・ということ。

 

今回は二人が建材中心のプレイになるため、建材で都市カードをだす展開が予想されたため、結果としてタルシス共和国のピックが刺さった感が強い。

 

他人の企業を見てからカードピックに入るのかなど、そのあたりはルルブをもう一度よく読んでみるけど、個人的には企業公開→カードピックの順番がいいのでは?と感じている。

 

今回使っていて非常に使いやすかったのは、極寒菌+温室効果ガスバクテリア&脱窒菌のコンボ。微生物を二個送り込み、それでTRを稼ぐ・・というスタイルが非常に優秀だった。特に他二人が熱と植物にそこまで特化しなかったこともあり、割合酸素と熱でTRを荒稼ぎすることができたと思う。

 

 

しゃなたそ2月卓を振り返る⑧1904秋

<1904春行軍>

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<1904春調整>

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1、敢えて北海を譲る意味

ドイツはイギリスにプレッシャーをかけることを重視したため、北海海軍をヨークシャーへと撤退させた。

 一方で、この関係でデンマークがお留守になってしまったため、ドイツからはデンマークの一時割譲の提案があり、ロシアもこれを快諾した。

 ヨークシャーへの撤退は、北欧の盤面をさらにロシア有利に進める展開を誘発したと考えている。

 ドイツ海軍を北海に押し出したもう一つの狙いが、英独が「組みたくても組めない」という状況を作り出すことにあった。

 北海はイギリスの要であり、敵国にそこを抑えられると、イギリスとしてはたまったものではない。故にイギリスは北海に侵入した軍の排除を最優先事項に掲げるであろうと踏んでいた。

 となると、ロシアが北海に侵入してしまうと、イギリスの恨みを買うのはロシアとなり、ドイツがどちらに着くのかのキャスティングボードを握る形になってしまう。そのため、ドイツ海軍を北海に引き入れることにした。

 実際、昨年のstp増設からイギリスから英本土が狙いなのかとの書簡がきた際に、ロシアは英本土までは狙うものではないとの認識を示し、将来的な対独の可能性を示している。

 今季もドイツからのデンマーク割譲の話があったため、まずは平和裏にドイツぜめの拠点を作り、その後にイギリス海軍との協力を測ることをイギリスに提案し、これも了承して頂いている。正直このタイミングでドイツを攻めないのは、だいぶロシア有利な提案だと思っているが、これもイギリス本土を犯している訳ではないという印象が働いていたのかと考えている。

 

2、東欧情勢

 一方で、東欧は相変わらずトルコと「組みたくても組めない」状況が続いている。

昨季途中で墺はイタリアに宣戦布告しており、イタリアからは対墺に踏み切るよう要請が来ていたのだが、アルメニア陸軍の存在が非常に厄介である。昨季も露土同盟を組むべくイタリアに間に入ってもらいながら調整し、アルメニアとセヴァ間の空白化、モスクワ→ワルシャワによる対墺体制の整備の3つを行うことを約束していたが、トルコはアルメニアに軍を残し、ロシアはモスクワ→ワルシャワは行わず、という状況にあった。

 しかし露は対墺をしないことにより北欧での展開を生み出している面もあり、まだ対墺に踏み切る段階にはないと思っている。一方で、トルコはトルコでアルメニアを落とすと墺露の共同行軍で拠点が一つ落ちることは確定しており、ロシアに対して譲歩することは難しい状態に引き続きある。

 

3、墺露をいかに、いつ崩すのか?

 今季もイタリアから、ロシアにはウクライナルーマニアを使用しつつセヴァを守ることを約束させられた。一方で、墺からはセルビアブルガリアに行くのを支援してくれ、との要請があり、ロシアはこれを了承している。

 来季の行軍を見れば明らかなのだが、ここでトルコは黒海経由でブルガリアに攻め込むという行軍を計画しており、実はこれはロシアが墺側に乗る作戦を取らなければ成功していた。

 しかしイタリアからは「三国で約束した行軍を行え」とのみの発言が来ている状態で、ロシアは伊土に対する不信感が募り、結果的にトルコの計画した行軍を邪魔する形になってしまった。

 ここは伊土はどうすべきだったのかはかなり悩みどころであったと思う。思うに、伊土の狙いは、「ロシアに気づかれずに墺の勢力を削る」ということにあったのだと思うが、結果的にロシアは不信感を募らせてしまっている。

 例えば正直にこの行軍を明かした場合は、例えばロシアは二軍でセヴァストポリで突っ込む行軍をして、墺に対して「トルコに領土を取られることの危機を重視した」と言い訳しつつ、トルコのブルガリア領有を認める展開ができたと考えられる。確かに墺露同盟をロシアが重視していたのは確かだが、だからと言って墺の国力を削る行軍を鼻から認めない、ということもなかった。

 伊土から行軍を聞き出せなかった結果、きな臭い匂いを感じた露が、墺露の協力を崩さず墺にダメージを与える好機を逃してしまった訳である。

 この点、当時のロシアは確かに露伊土チャットを軽視していたが、もっと対墺のタイミングを伺っている点を正直に話せば、伊土から行軍案を聞き出せたかもしれない訳で、外交に手を抜いたための失着だった。

 

しゃなたそ2月卓を振り返る⑦1904春

<1903秋行軍>

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<1903増設>

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さて、個人的にまた一つオンラインの卓を初めてしまったのだが、まだ重要な局面があるため、頑張って振り返っていきたい。

 

1、いちゃつく墺露、恋は盲目?

実は昨季に墺からは増設の都合上ガリシアに陸軍を動かしたいとの話が来ており、ロシアはこれを快諾、かつwarに軍は増設しないというむちゃくちゃを行なっている。

 この時ロシアはなぜか何故ガリシア進軍が必要なのか、あまり問い詰めなかったが、実際はここできちんと墺で何故そこまでイタリアに配慮しているのか、尋ねるべきだったのでは・・・と思っている。

 確かこのとき墺から受けていた説明は、いずれイオニア海トリエステ海軍でイタリアを制圧する、とのことだったのだが、どう考えてもその主張とガリシアを貸してまで

トリエステでの増設を行わないことを呑ませるのはおかしいからだ。

 ちなみに、この墺露の合意はさすがに世界からの理解を得ることはできず、イタリアはだいぶロシアが追い詰められた印象を持っていた。また、イタリア自身はローマに陸軍を作るというだいぶうまい作戦をとっており、ヴェニスでの増設は回避しつつ、対墺を意識しつつある形になって来ている。

 このあたりから、本音ベースで対墺の相談ができていれば、また展開は変わっていたのかもしれないが、当時のロシアとしては、会話の弾む墺を重視しすぎていたかのように思われる。

 昨年からトルコの要望で伊露土の対墺チャットは存在していたのだが、ロシアは墺との同盟を重視するあまりそこでいい返事を送らず、のらりくらりと過ごしてしまったのが、失着だったかと考えている。

 

2、機能し始めた露独協調

 昨季の土壇場での露独の協調行軍の結成は、ドイツの自国領維持、北海の一時的な陥落、ロシアのstp北での増設という大きな成果をあげた。

 この年では、北海は落ちてしまうことは前提に起きつつ、まずはロシア海軍を早めに前線にあげるべく行動を取ることで合意できた。

 

しゃなたそ2月卓を振り返る⑥1903秋

1903春行軍

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1、怒髪天を貫く

 ロシアは激怒した。必ずあの邪智欺瞞に溢れるドイツ皇帝を打ち倒さねばならぬと固く決意した。先季あれだけ下手に出て、怒りを噛み殺して露独の協力を約束したのに、黒海への進出をしないとは!(ロシアは仁義に熱い国なので、約束通り支援を入れている。)

 ドイツに決定打を与えるために、ロシアは鬼神の外交を決行した。具体的には、イギリスに対して、デンマークとオランダへの同時攻撃を提案。ドイツにはこれを行軍的に食い止める術はなく、決行されればドイツ凋落は必至となる。

 ロシアは当初このように盤面を読んだため、ドイツに対しても怒り気味のチャットを送付。ドイツからも対仏で利益を得るまではイギリスを裏切れないとの反応。また、ドイツはイギリスとロシアを天秤にかけており、イギリスからは対仏の利益が得られるが、ロシアとは利益が見出せないとの返答。ますますロシアは対独に傾くことになる。

 

2、寝ると人間は冷静になる

 上記は確か行軍が明らかになったその日にイギリスに提案していたのだが、一晩経つと、このドイツ凋落は色々まずいことが判明してしまった。問題点は主に下記の3つ。

⑴イギリスの拡大が北欧権益を脅かす

 正直、ドイツとロシア、どちらがデンマークを取ろうと、あまりスカンジナビアの制圧力は変わらないかと思う。

 一方で、イギリスが今後も海軍を量産しまくると、ロシアとしては力比べに勝てず、イギリスが北欧を制圧する展開が見えてくる。

⑵ドイツの脱落は対墺包囲網の破れを意味する

 ガリシア危機一髪を演出するなど、茶番を繰り広げている墺露間だが、いずれはラスボスとして倒さなければならない国である。

 となると問題になるのは、露対墺が起きた時に、墺攻めに加担してくれる国がいるかどうかである。この際に、ドイツが消滅している状況は、ロシアにとってよろしくない形となる。墺露国境付近に保有している陸軍の数は墺の方が多く、ただでさえ露が劣勢であるため、ここでドイツを潰しにかかるのはちとまずい。

⑶(一般論として)ドイツ攻撃は墺の機嫌を損ねる

 このタイミングで墺に攻撃されるとロシアが潰れるのは前述の通り。

 

 以上の観点から、ロシアは本当は対英したいが、現状の提案のままではドイツが潰れるという状況に、逆にめっちゃヒヤヒヤすることになる。

 しかも、行軍が明らかになったと後の外交以来、ドイツからは返答が帰ってこず、ロシアはますますヒヤヒヤすることになる。

 

3、墺の差し金

 ちなみに私はロシア経験がなく、墺がロシア経験が豊富な方だったので、露は墺を行軍お悩み相談所として活用していた。そのため、前述の露英の本気の対独もドイツに情報は流れていた。(これはログで確認済み)

 これを受けてか、ドイツからは更新2時間前のギリギリのタイミングでロシアとの連携の申し出があった。

 ロシアはそれまでの行軍(フランスのブルゴーニュ取り返し、イギリスのオランダ攻め、ロシアのデンマーク攻撃)を横流し、ドイツが実は外交的危機にあったことを植え付け、うちとの協力を取り付けるモラハラ彼氏系外交を実施。ドイツもこれを受け入れことになる。

 すっかり従順になったドイツはロシアへのデンマーク攻撃も理解を示したが、ロシアは北海進軍をドイツにさせることを提案し、無事妥結。この提案のポイントは二つ。

①ドイツ視点から、自分で自分の身を守ることができる行軍を提案することで、両国の仲を進展させること。

 自国の勢いだけを考えれば、ロシアがデンマークを取る方がいいのは確かであるのだが、まずはこの始まった両国の間の仲を安定させることが遙かに肝要である。そのため、ここはドイツが安心できる形を作ることを重視した。

②のポイントの方が、より重要なポイントなのだが、ここは敢えて先の投稿に回したいと思う。

 

しゃなたそ2月卓を振り返る⑤1903春

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1それでも続けた露独交渉
前年のドイツ様の口振りから少なくとも1902秋は英独同盟継続らしいことが透けたため、ギリギリでロシアはドイツがスウェーデンに侵入してくると判断。無事にスウェーデン維持に成功した。
ロシアは正直怒り心頭であったのだが、なんとか怒りを噛み殺して、ドイツに対して「何かあった気もするけど、対英いかがですか」、と提案。これは我ながらよく我慢できていたと思う。
ドイツは英独伊の対仏競争では少し出遅れてしまったのが厳しく、ここで英独同盟を続けていると、イギリスに海軍平押しを食らいかねない展開。また、墺の形もいい形であることから、対英対墺での連携を確認し、露独共同行軍が開始されることになったのだが・・・

2、失着を許される
 墺露の基本姿勢は対土であるのだが、1902の増設ではうちはワルシャワに陸軍を立てていた。別段ここで陸軍を増設下からといって対墺が捗る訳でもなく、セヴァ艦隊建造が難しくなりかねない増設だった。当然墺からは何やってるんだ的な指摘を受けるが、この子をどう使うかの話をきちんとできているのが、両国の関係のいいところであったと思う。
 ちなみに、この年はあまりに各国の反応が悪すぎであり、墺露間で漫才的なサムシングを繰り広げている。

正直墺露同盟の固さは既定路線であるため、その余波とそれ以外の外交に着目しながら、スピードをあげて振り返っていきたい。

イマジナリウム初見感想

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イマジナリウムを始めてプレイしたので、備忘の為に感想を残しておこうと思う。
(プレイしたことある方向けの記事です)<意外と行動の制約が辛い>
機械や助手の購入に必要なチャコールについては、入手する手段はそれほど厳しくないと感じた。また、リソースについても、取引が出来たり、上手くカードを合成すると資源がかなりの量得られるので、そこまで厳しく無いようにかんじた。

一方、このゲームが簡単に進まない要因としては、隣り合った二つの行動しかできない、という制約がかなりキビシィと思われた。

順に整理したい。

1雇用+チャコール
→かなり理に叶っている組み合わせ。序盤はこれを使って行動の幅を広げるのは悪くない考えだと思う。
2チャコール+修理
→相性は良いとは言えない。次に高目のカードを買う必要があり、かつ手元にリソースが無いとやや選び辛い
3修理+交易
→チャコールマシマシプレイをしているならともかく、少ない資源をやりくりして修理している展開って基本的に弱いのでは…とも思える。
4交易+分解
交易で得た資源を売る?分解で勝利点を得つつ交易で次の準備?どちらもイマイチ。交易と修理の位置逆でも良いのでは?
5分解+整理
仮に同時に行った場合、機械枠が二つも開くことになるため、その点をどう考えるかが難しそう。大抵は枠は一つ開けば良いという局面の方が多いと思うので。
6整理+雇用
前準備ができていれば一気にプロジェクトを達成したりと、強い組合せ。ただこれを選んだラウンドではリソースが増えないのが辛い。(他の5つの組み合わせはチャコールか、修理による生産か、分解によるリソースの生み出しか、いずれか発生させることができる)<行動計画の指針とそれを乱すもの>
ここまで書いてくると、要は二ラウンドペースで手を考える必要があることが分かると思う。
このターンはチャコールを獲得しつつ修理して、次に整理+雇用を狙う…などなど。

しかし、その考え方を邪魔する要素が二つ程ある。
一つが、毎ラウンド移ろうカードの場である。この中から一枚選んで確保する必要があるというのは、思考を乱す要素として大きいと思われる。(あ、あのカードも強い!とか、お前来るの遅いよ~とか。)
もう一つ、プロジェクト一番乗りボーナスも、ある程度自らの計画を乱してでも取りに行くという行動を誘発する。
プロジェクトは個人的にはn-1点の勝利点に、一番乗りボーナス1点が乗っているという形で考えるのが良いのだと考える。何が言いたいかというと、3点のプロジェクトは三分の一が一番乗りボーナスであるため、人にそれを取られるのは痛すぎるが、5点のプロジェクトは大体二割程度の損失で済むため、計画を乱してまで取りに行くものでも無いだろう…ということである。

後は、初回プレイではほとんど使われなかったが、攻撃カードが飛び交うと、より「僕の考えた完璧な製造計画」を乱されるため、その中でどう方針を組み立て直すかが問われるのだと思う。
 その意味で、最高の雑用係という設定は、結構面白いのかもしれない。現実よろしく状況の変化のしわ寄せは現場に行き、プレーヤーは上の指示なり、トラブルなりに振り回されながら、勝利点をなんとか集めきることが求められる、という訳だ。