モリさんのボドゲ戦記

勝つためのボドゲブログ

基本プレ標準マップ環境解説

現状もっとも対戦しやすい環境と思われる基本+プレ標準マップ環境について、つらつらと書いて行こうと思います。

 

1 総論

基本+プレ環境は一言で言えば建材と盤面の価値が高く、チタンやカードプレイはそこまで強くない環境です。

故に、基本的には盤面に出ることや熱をあげることを頭に置きながら、企業や初期ハンド次第ではカードをやるという形で考えるのが良いかと。

 

どんな環境でもそうと言えばそうですが、1番の方針決定要因は企業になります。盤面系企業(タルシス、エコライン)、建材系企業(マイニングギルド、シネマ、チュンシン)を引いたら素直に盤面に出るのが良いです。

トールゲートやインベントリクス、バレートラスト、テラクターやクレディコーあたりはよく言えば何でもやれる可能性があり、悪くいえば尖った打ち方をするのが難しいです。

カードプレイがそこまで強くないので、この環境だとビトールやポイントルナ、サターンシステムはやや辛いものがありますね。

 

2 褒賞と称号

人数と展開次第ですが、基本的には称号か8金褒賞のうちひとつは自分のものにしておきたいところです。

標準マップは盤面をやる方が簡単で、草3つを気合いで出せば称号を取ることができます。この際は標準プロジェクトを打つことも視野に入れて良いでしょう。標準プロジェクト自体は4金分ぐらいコストに合わないアクションですが、称号がそれ以上に点数効率が良いので問題ないです。

都市3つは将来的に草が周りに生える予定がありそうな土地を抑えながら達成できるなら強いですが、辺境の地に都市を置きながら達成するのはあまり割にあっていません。(タルシスを除く)都市カードを持っているなら無理に都市に傾けるよりも建材タグ8つ並べるのを優先して良いでしょう。金星も動乱も無いので、滞空卿や26TR等の競走相手となる褒賞があまりないのでそれぐらいの余裕はあります。

カードプレイを強いられた場合はハンド16枚か科学王を立てましょう。標準プレ環境であればハンド16枚をじっくり狙う余裕はありますが、できるだけドロー系のプレリュードでカードを引いてきたいところです。

 

褒賞のうちもっとも安定しそうなのは開拓王です。2位以上が固いなと思えたタイミングで立ててしまって良いでしょう。褒賞については8金で立てることに意味が非常に大きいのでパッと立てるのが良いでしょう。

カードプレイヤー側はできるだけ隙を見て科学王を立てたいところです。とにかく安く開拓王を立てられる訳にいかないからです。銀行王でも良いのですが銀行王は簡単にまくれるパーツが多いのであまり安定しません。

温熱と採掘王もコロニー環境程では無いですが捲られる可能性があるのが面倒なのであまり立てたくないです。

 

3、盤面の強いところ

基本的にはノクティス市真左都市配置か、右端の単品海洋の真左に都市を置く配置が強いです。そこを抑えられた後は南北の海岸線を取るぐらいしか有力手が無いです。

盤面の進展が早そうな場合はカードプレイ側も都市だしを検討に入れましょう。それが出来ない場合は特殊タイルで邪魔するのが良いですね。基本的に海洋隣接で金が出るところにタイルを置くのが良いです。

 

4 カード点の出し方

基本プレ環境では動物と微生物がカード点の肝になります。特に1点動物に載せるスタイルが非常に有効なので意識を高めましょう。鍵となるのは地球宇宙イベントになります。カードプレイしか勝ち筋が無ければ微生物や動物を載せる先が手元に無くても先行投資として買っておきましょう。

基本的にカードプレイで強い系統は科学戦略なのですか、標準プレのみだと強い科学タグ参照が不足しています。そのため科学タグを集めまくる必要は(反重力でも狙わない限りは)そこまで高くないです。

それよりも期待値が高いのが木星戦略です。木星タグ参照(いわゆる四天王)を引ける確率が相対的に他環境より高いのでチタン産出を伸ばしておいて木星タグを集めるのが良いでしょう。チタン産出は伸ばしすぎるとこの環境では用途な無くなることが多いので伸ばしすぎ注意。

 

5グロパラ条件カードへの意識を高める

標準基本環境はタグ条件カードが少ない代わりにグローバルパラメタ環境依存のカードが非常に多いです。そのため、鍵となるパラメタの値は頭に入れておく必要があります。

また、盤面をやる場合はグロパラ依存カードを上手く使うのが強い動きに繋がるので、積極的に狙いましょう。基本的には温度参照が多いので、盤面プレイヤーは熱にどうやって触るかを考える必要があります。逆にカードプレイヤー側はチタンを温度上昇イベントにつぎ込むことがよくあると思いますが、(相手の草の量にもよりますが)極力相手がハードパスしてから温度を上げる等の動きが求められます。