モリさんのボドゲ戦記

勝つためのボドゲブログ

カード1枚解説 愛玩動物

<スペック>

10金地球タグ動物タグ

効果:誰かが都市を出すたびに、動物を一つこのカードの上に獲得する。

このカードをプレイしたときに、動物を一つ乗せる。

カード上の動物2つにつき1点。

 

<評価>

安定感 S
爆発力 S
ドラフト優先度 S

 

(「愛玩動物?強いよね。)
得点力、カードとしての強さ双方兼ね備えた最強クラスのカードです。
得点確保の観点から言えば、資金面さえクリアしてしまえば、条件なしでこのカードはプレイでき(局面を選ばずプレイ可能)、逆にこのカードが得点を産まないという局面がほぼ存在しないというのが強いです。

他の強い得点カードの例
木星参照→木星が引けるかどうか。カットされ得る。
金星系統動物→金星が上がるかどうかかつ捕食対象。
生態ゾーン→最初の草1枚が意外と重い。
浮遊ハブ、木星ランタン→最初のタグ条件が場合によってはしんどい。
蟻→開幕では打てない。他人が既に微生物を出していないといけない。

愛玩動物→金さえあればいつでもプレイ可能。都市が出ないゲーム展開はまずありえず、2点は確実に出せる。以降の得点はボーナスステージ。

カードとしての強さで言えばどのマップとの親和性も高いのも目を引きます。

標準→都市がポコジャカ出るので愛玩もポコジャカ点を稼ぐ。
青→動物タグが8タグアプローチにあたって優秀。数が稼げる乗せ物なので偏心王(エキセン)を狙いやすい。
緑→生態学者狙いとして出せるし、やはり都市が多めに出るので多めに点を稼ぐ。

 

(序盤、)
初手で出す動きはもちろん得点面で言えば最高の選択になります。
青緑であれば出すことで称号レースで優位に立てます。
もちろん現金10金(購入費も含めれば13金)は再生産をストップさせてしまうのですが、
地球タグが付いているのでタグ参照での生産ブーストの補助として使えなくもないといったところです。

 

(中盤、)
正直最序盤で10金払うのが厳しい局面も多いと思います。その場合は無理せず中盤で出しましょう。
出すタイミングとしては、2枚目の都市が出てきそうなタイミング、具体的には草が2,3枚置かれたぐらいのタイミングで出すのがよいでしょう。

 

(終盤、)
なんなら最終ラウンドに出してもたぶん2点は稼ぐ展開がほとんどじゃないでしょうか。ガニコロ、ドーンシティあたりが最終ラウンドに出てくるのはよくある展開です。

 

(隙がないよね。)
コロニー環境でミランダがある場合は早めに出して自分で回収すれば得点の上乗せができます。
パラメタが上がりきっていない局面でのミランダはほとんどの場合独占可能です。
1点動物が出てくる前に一回は飛んで点数を回収しておきましょう。コロニーを立てればドローもついてきます。

 

(でもオイラ負けないよ。」byローバー建設)
同じ都市起動において、ローバー建設君は上記のタグの旨味や乗せ物である特性がないのでほとんど負けみたいなものなのですが、プレイのしやすさ(建材で払えて、コストが少し安い)とユーティリティの高さ(不確実なタイミングではあるが金を出せる)の2点では愛玩に勝っている点もありました。実際に都市1個につき1/2点と、現金2金は適正コストで言えば0.5金分ぐらいの差しかなく、もともとローバー自身に1点がついていることも含めれば圧倒的に敗北というわけではなかったと思います。

 

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命(動物)=得点ですが、まぁ確かにお金のほうが欲しいこともよくある。

しかしBBプロモ環境では食肉工場が追加されてしまいました。動物が乗るたびに2金増えるという受けが新たに加わり、(もちろん組み合わせて使える可能性はかなり低いものの)組み合わさった場合は完全にローバー君の性能を食ってしまう形になります。

 

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愛玩動物には勝てなかったよ。。。

 

コンボ時の性能が圧倒的になってしまったのでカード紹介初の3Sカードになりましたね。
でも、具体的に「エンハンサ+組み換え+生態+地球オフィス+火星動物園+食肉工場の形を想定すると、7金でプレイして10金バックする」と考えると納得していただけると思います。
(さらに一部企業性能とのコンボもありますし。。。)