モリさんのボドゲ戦記

勝つためのボドゲブログ

テラフォの強さとは?

はじめに

「テラフォが上手」

全人類が生きている内に一回は言われたい褒め言葉だと思いますが、実際のところ、テラフォの上手下手って何で決まるんでしょうか。

 

最近、テラフォの力量的なトピックをSNS上でもちょいちょい見かけました。これだけ遊ばれているゲームなので、やっぱりみんな一度は考えるトピックなのかな、と思います。

 

個人的には、テラフォーミングマーズは運と実力のバランスがちょうど良いゲームだと考えていますが、運で力量の差を埋め切れるかと言えば、必ずしもそうではない場合もあると思います。有り体に言えば、誰とやるかで、勝率が大きく変わりうるゲームだと思っています。

 

頭の整理もかねて、まずはこういった事柄がテラフォの勝率をあげる為に必要なのかな、ということをまとめてみました。

もちろんここにあるすべてを意識しながら私もプレイできてはいません!

それぞれの項目についてどう考えているかは、時間があったらまた記事にしてもいいかもしれませんが、あまり手の内を晒すと負けちゃうので。。。笑

 

知識面

知識面全般に言えることですが、

やられて覚えても良いですが、すでにまとまった文献も存在するので、それを読むのが一番の近道です。(金星までの文献しかないですが)

テラフォーミングマーズ徹底解析』、『テラフォーミングマーズ解体新書』の二冊がとてもおすすめです。

カードに関する知識

言うまでも無いことかもしれませんが、勝ちたいなら、自分がよく遊ぶ環境のカードについては、全カード把握がマストです。(断言)

まぁさすがに全カードのコストて、タグ、点数を空んじる必要はありませんが、最低限押さえておくべきこととしては

  • 鍵となるグローバルパラメタ
  • 戦略級のカード
  • マップとの相性が極端に良いカード

あたりは把握するのが良いかと思います。

 

マップとそれに伴う称号褒賞の特性の把握

前の項目とかぶりますが、当然プレイするマップによって展開は大きく変わります。

コストの相場

 もちろん状況によって価値は可変的なのですが、概ねこの産出は何金相当、というのは相場があります。

こちらについては、英語の記事ですが、素晴らしい分析がすでになされています。

前述の文献だと、解体新書の方では日本語訳がついています。

情報の質を求めるなら元記事読んだ方が良いと思います。

 

boardgamegeek.com

一番肝心な部分だけ言うのであれば、一点/5MCが相場なので、それ以上の効率でいかに点を稼ぎ、いかに人にそれより悪い効率点を稼がせるがとても大事、ということになります。

 

ゲーム開始時の思考

企業とプレリュード、初期ハンドの選択

概ね以下の観点から、正しく選択する能力が大事なのかなと思います。

  • 戦略級のカード、企業が手元にあるか
  • マップ
  • プレイ人数
  • コロニー
  • 何ラウンドで終わりそう?
  • 拡大するカードと、得点を稼ぐカードの確保

戦略・プレイ方針に関する知識

なんとなくですが、一つ一つ記事にするならこんなタイトルをつけるかなという感じで、いろいろな得点獲得方法に関するイメージをお伝えします。これらについてのプレイの引き出しがあるか無いかが大事なのかなと。

下の通りいろいろある拡大と得点獲得方法の中で、いかに自分が他と比べて優位に立つか、独占するかが重要だといつも思います。

盤面の作り方、壊し方

一言だけ言えば、盤面もまたギャンブルであり、都市と草とゲーム終了のペースを整えるのが非常に大事です。

安定戦略としての温度コントロール

熱産出はだれもやらないならかなり安定感のある得点リソースです。

カード召喚儀式としての金星

自分が金星カードを持っていないなら、金星をあげるのは基本的に悪手です。

安定と信頼の地球タグ

地球タグは強いです。テラフォ最強カードは地球オフィスで、最強企業はポイントルナです。

あつまれ動植物の森

動植微生物は固め打ちが肝です。まぁ、他の得点手段もそうですが。。。

建材タグvs宇宙タグ

建材だけ打っても絶対に勝てないですし、宇宙タグだけ打ち続けることは難しいです。

あなたがドロソを確保すべき100の理由

一枚の強カードよりも一枚のドロソ。

コロニーとの付き合い方

「プルートは 血反吐吐いても 飛んでいけ」

 

戦術面

ラウンドの中の動き方の適正な判断

どのアクションから実行するか?というのは永遠のテーマですね。ターモイルが入ってさらに難しくなりました。

ガバ防止

基礎的な計算能力に不安があるなら100マス計算とかはやった方が良いと思います。後はカードを見やすく配置することも大事です。できるだけ思考のリソースを状況判断に向けましょう。

手番の回し方

意図を隠す1・2パンチの打ち方、狙いを隠すか否か等々の考慮は重要です。

カードを打つ順番も、相手にどんな印象を与えるか、妨害を打たれても困らないかどうか、打たれそうなら急いでラウンドを終えるべきかどうか等々考える必要があります。

妨害の打ち方

ダイレクトアタックとインダイレクトアタックがあり、双方ともにとても大事です。

後は情報戦を仕掛けたり、他のプレイヤーの動きを誘導したり、まぁいろいろあります。妨害を打つタイミングも、いろいろな考え方があります。

勝てそうなときの回し方

実力が拮抗している場合は、僅差の勝負になることが多いと思います。

自分の行動を見て、相手がどういった得点確保or妨害をしそうかを考えながら、相手に隙を見せないことが大事です。

 

ドラフト力

ドラフトの判断は本当に状況次第なので難しいのですが、一般論としては以下のことが実践できているかが大事なのかなと思います。

まずは強いカードを取る

よく私はドラフト時に「自分が伸びるのが一番ですよ」と言いますが、これは全くの善意から出ている発言です。(ホントです!!!)

真面目な話、相手に走らせないのも大事ですが、まずは自分が走らないと話にならないので、まずは強いカードを取りましょう。(強いカードがどれか、という判断ができないといけないですが。)

あげちゃいけないカードが来たとしても

さすがに四天王とか地球カタパルトとかの、相手の点数効率が目に見えて変わってくるカードは、潰す必要はあるでしょう。

そうじゃない場合は、いろいろな考え方があります。

相手に取って良いカードをそろえて回してみるのも一つの手です。

対面ぐらいまではピックを予想してまわす

限定的ですが、隣のピックが読めて、かつ自分に取って優先順位が差が無いカードたちなら、2人目までのピックも予想してカードは回すべきです。

回したカードを記憶できるか

全部覚えているのが理想ですが、それが無理なら強い条件付きカードの条件を満たさないように動くことは最低限意識する必要があります。

確保したカードを買うかどうかの判断

ゲームの終了タイミングをみやりながら、購入の判断をする必要があります。

たとえば、ゲーム終了3R前なのにスポンサー等を購入して打つのは無駄です。一方でタグの参照とかもあったりするので、話がややこしいのですが。

 

おわりに

書きながら他の技能もあるかな~と思ったりもしましたが、

ざっとこんな感じなんでしょうか。

書いていて思ったのは、やっぱりカードーゲームだから、カードに対する深い理解が最重要かな、とも思いました。こういった状況でこのカードが使えた、使えなかった、打って失敗した、打って良かった等々の蓄積があればあるほど、行動の選択やドラフトの判断がスムーズになりますし、もう少し大局的にゲームを把握できるような気がしました。

まぁ後は上記のすべてができている必要は全く無いと思います。

部分的にでも上の観点に照らして、自分がいいプレイができたかもな、という気持ちよさを大事にしてみたり、あるいはここはもう少し頑張ったら良いかもな、という気づきを得たりしてみて、モチベーション高く何回もプレイするのが大事なんだと思います。

 

テラフォはパーティーゲーなんで、楽しくサクサク回してやるのが一番です。